おっとりしている後輩

会社の同僚におっとりしている女性がいました。
何をするのもスローで、話すのもスロー。
営業の男性人がしゃべると、あとで私に
「あのー、〇〇さんが機関銃のように早口で話すので、理解できませんでした。何を言っていたのですか?」
と聞いてきました。
別にその人は機関銃のように早口ではありません。
でも、彼女からしたら相当早いようで、苦手な人だとの事でした。

 

その彼女が入社して数日たった時、会社で初めての事がおきました。
工場は、最後に工場の責任者が閉めて帰るのですが、
ある日、本社から電話があり、
「もっと気を付けて鍵をしめるように」
と連絡がありました。
「なに?」
その理由がビックリでした。
彼女が帰ろうとしたら、鍵が閉まっていて出られないと本社に電話があって、
急いで本社の人が駆けつけて鍵を開けたとのことでした。
彼女曰く
「トイレから出たら薄暗くなっていてビックリ。急いで出ようとしたら鍵がかかっていて、またまたビックリ」
その日以来、彼女が帰宅するのを確認するのが日課になりました。


まだあります。
緊急連絡があり、彼女の家に電話をした時の事です。男の人の声で
「はい、〇〇です」
「〇〇さんと同じ会社ではたらく〇〇と申します。〇〇さんいらっしゃいますか?」
「姉は今、お風呂に入ってます」
と弟さんが言いました。
私はとっさに
「じゃあ、長いですね」
「はい、ながいですよー。一時間はかかりますので…」
と笑っていました。

彼女らしいなー(笑)
なんか、ほっこりしたことを思い出しました。